カスタム分析ウィジェットを利用するには、お客様自身がカスタム分析を実行する必要があります。
ここではカスタム分析実行の基本的な操作の流れを説明します。
画面右上にある丸いユーザーアイコンをクリックして表示されるメニューから「カスタム分析実行」を選択します。
分析実行リストが表示されるので、右上の「分析グループの作成と実行」をクリックして表示されるメニューから「通常のグループ」を選択します。
「分析グループ」が作成されるので、必要に応じて任意の「分析グループ名」を入力します。
画面右上の「訪問条件の追加」をクリックします。
「訪問条件の追加」の画面が開きます。
訪問条件として以下の項目を設定できます。
POI:分析したい地点を指定します。
分析期間:任意の期間や日付を指定できます。
曜日:分析期間から特定の曜日だけを指定/除外できます。
新規来訪限定:分析期間に来訪した人の中で「新規来訪」のみを対象とします。
時間帯:分単位で任意の時間帯を指定できます。
分析対象:「すべての来訪 (通行人を含む)」と「5分以上の来訪 (通行人を除外)」から選択できます。
来訪頻度:「1日以上」「2日以上」「3日以上」「4日以上」「5日以上」の中から選択できます。
必要に応じてPOIや分析期間などの条件を設定します。下記はPOIの設定画面の例です。
以下の例では「2個のPOI」と「2個の分析期間」を指定しているので、2×2=4個の訪問条件を作成することになります。
画面中央の「上記の組み合わせで作成される訪問条件を確認」ボタンをクリックします。
「作成される訪問条件」の確認画面が表示されます。
内容に問題がなければ「この内容で訪問条件を作成する」をクリックします。
4個の「訪問条件」が作成されて「分析グループ」のリストに追加されます。
画面下の「分析を実行」をクリックすると、この「分析グループ」の分析実行を開始します。
※「分析完了時にメールで通知」のチェックをONにしておくと、分析完了時にメールでお知らせします。
分析の実行を開始してから、分析が完了するまでは15分程度かかります。
分析が完了すると、カスタム分析ウィジェットで利用できるようになります。
分析を実行したグループは編集できません。分析実行済みのグループを元に新たなグループを作成したい場合は、実行済みグループ画面の下にある「このグループの設定をコピー」ボタンをクリックしてから、編集した上で改めて分析を実行してください。
<訪問条件の合成について>
グループ内に同じ名前の訪問条件が2つ以上ある状態で分析を実行すると、同じ名前の訪問条件は合成されて1つの訪問条件になります。
訪問条件の合成の利用例(1):複数のPOIを一つの訪問条件にまとめて分析することができます。「POI=地点A」の訪問条件と「POI=地点B」の訪問条件を作成し、両者の訪問条件名を編集して同じ名前にして分析を実行することで実現できます。
訪問条件の合成の利用例(2):訪問条件を作成する際には00:00から23:59の範囲で時間帯を指定できますが、例えば22:00から翌02:00までのような日をまたぐ指定はできません。そこで、2つの同じ訪問条件を作成した上で、1つは「22:00~23:59」、もう1つは「翌日の00:00~02:00」と指定した上で、両者の訪問条件名を編集して同じ名前にして分析を実行することで実現できます。
<分析可能な期間について>
分析可能な期間は10日前までです。例えば1/15に分析を実行する場合は以下のようになります。
分析期間が「1/3~1/5」の場合は、分析可能な期間に含まれているので、「分析を実行」ボタンをクリックすると即座に分析が実行されます。
分析期間が「1/3~1/6」の場合は、まだ分析可能ではない「1/6」が含まれているため、「分析を実行」ボタンをクリックすると分析予約状態になります。予約された分析は1/16に自動的に実行されます。
分析実行前の訪問条件は、確認/変更することができます。
確認/変更したい訪問条件の行をクリックすると、訪問条件の確認画面が開きます。
※ 分析実行後の訪問条件は確認のみ可能です。
訪問条件の確認画面では各項目の確認/変更ができます。
訪問条件名はクリックして直接入力/変更できます。
POI、分析期間、曜日はクリックして選択し直すことができます。
新規来訪に限定
分析期間に来訪した人の内、「新規来訪」のみを分析対象とします。
「新規来訪」とは、分析期間の前の「N日間」以内に来訪がなかった人を指します。
「N日間」は詳細設定で変更できます。初期値は「30日間」です。
例えば「分析期間=12/1~12/31」の場合に「新規来訪のみに限定する」のチェックボックスをONにすると、その直前の30日間、つまり11/1~11/30に来訪した人を分析対象から除外します。これにより、11月には来訪しなかったが、12月には来訪した人だけを分析対象とすることができます。
その他の設定
「その他の設定」画面では、時間帯、分析対象、来訪頻度を選択し直すことができます。
来訪頻度は「1日以上」「2日以上」「3日以上」「4日以上」「5日以上」から選択できます。例えば「2日以上」を選択した場合、分析期間内で2日以上来訪した人のみを対象に分析を行います。
定期的にカスタム分析を実行したい場合は、毎月または毎週のタイミングで自動で分析を実行することができます。
タブを「分析実行の履歴」から「自動作成グループのテンプレート」に切り替えると、作成済みの自動作成グループのテンプレートのリストが表示されます。
新規で作成したい場合は、右上の「分析グループの作成と実行」ボタンをクリックして、「自動作成グループ」を選択してください。
自動作成グループのテンプレート画面が開きます。
自動作成のタイミングは「7日ごと」または「毎月」から選択できます。
下図は「自動作成(毎月)」を選択した状態です。
通常のグループを作成する場合と同じように訪問条件を追加します。
自動作成グループ用の訪問条件の追加画面です。
訪問条件を作成する操作は通常のグループを作成する場合と同様です。
これで設定は完了です。下図の例では毎月10日に前の月の分析を実行します。
自動実行された分析結果は、通常の分析実行と同じように「分析実行の履歴」のタブに表示されます。
毎月の自動実行を止めたい場合は画面の左下の「自動作成ON」を「自動作成OFF」にしてください。
リストに戻ると、今作成した自動作成グループがリストに追加されています。
通常のLAPの分析結果は町丁目単位で表示されますが、一部のカスタム分析ウィジェットではメッシュ表示を選択できます。
下図の左が町丁目表示、右がメッシュ表示です。
メッシュ表示を利用するには、カスタム分析を実行する際に「マップ表示」のドロップダウンリストを「町丁目」から「250メッシュ」または「500メッシュ」に切り替えて分析を実行してください。分析完了後に、各ウィジェットの個別パネルでメッシュ分析を行ったグループを選択して訪問条件を選択すると、メッシュ表示のマップを利用することができます。
メッシュ表示の対象ウィジェットは以下の通りです。
[カスタム分析] 来訪者数ランキングマップ
[カスタム分析] エリア基本データ